みにすた流のチューニング（改刻・整備）した雨畑真石硯です。 山梨にあった芳龍閣さんの作硯です。硯裏に「甲州産　雨畑真石　手彫硯」と彫られています。 （多分、未使用の硯だった気がするのですが、記憶があいまいなので、未使用とは書いていません。商品状態も目立ったキズがない、にしています。） 雨畑真石（山梨雨畑地区の石）の中でも石がよく、更に硯の形状が良いです。 この雨畑地区で採石された石は貴重（掘るのに困難を極める）なので、このくらい整った形状をしているのがあまりないです。 （正しくは、石のよい悪いではなく、個性の違いがあるという感じです。） こちらの石は、青墨、松煙墨の墨色が抜群によく出ます。透明感は赤間のよい硯の方がでますが、墨色はこちらの方が良いです。 油煙墨でもよい墨色が出ます。 １枚目の光が反射した硯面からも、硯の作りの滑らかさが伝わりませんでしょうか？ 漢字、かな、画にいづれにも向きますが、青墨、松煙墨を使ったかな、画でお使いいただくのが、最も適した使い方だと思います。 墨が滑らかに気持ちよくすれて、墨が速くおりて発墨します。濃墨から淡墨まで墨色が良く、よい線が書けると思います。 寸法：175×145×23㎜ 重量：965g チューニング：墨おり、墨色、墨の伸びを良くして、よい字・画が書ける様にする整備の事です。字が上手くなった様に感じるとお客様から言われます。 ＊墨と同梱であれば墨を400円／本お値引きしております。 ＊発送は全て輸送補償のあるメルカリ便を使用しています。 （補足） 硯、墨、墨色の原理原則について、東京、埼玉、神奈川、大阪、京都、インターネットで説明会をやっています。 墨が速くおりる、粒度細かく下りる、墨色がよい、墨が伸びる、運筆が良い、全て原理があります。その理屈を理解できる人がいないのが残念ですが、全ては石の特性と作り方で決まります。 墨を知らないと硯がわからない。 硯を知らないと墨はわからない。 墨色、墨液を語れる人が日本にいません。 もっと、より良い書画の世界を伝えたい、そう思っています。 書　書道具　墨 硯　スズリ　すずり かな　仮名　漢字　 日本画　水墨画　墨絵　 絵手紙　端渓硯